【体験者に聞く!】鼻整形!上手い先生、名医、クリニックなどおすすめの見分け方


顔の真ん中にあり、目立つ部位である鼻。今回は、切らないヒアルロン酸注入から、軟骨移植、プロテーゼ、鷲鼻修正などの「鼻整形」を経験しているななさんにお話を伺いました。
お話を伺った「ななさん」について
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ななさんのプロフィール
三重県出身の27歳
現在は東京在住 -
美容医療歴 他のインタビューを見る
- ・二重埋没(2回)
- ・目頭切開(1回)
- ・二重切開(1回)
- ・涙袋ヒアルロン酸(約5回)
- ・鼻ヒアルロン酸
- ・鼻尖部軟骨移植(鼻への耳介軟骨移植)
- ・鼻プロテーゼ
- ・鼻再手術(プロテーゼ除去、新プロテーゼ、鷲鼻修正骨切り)
- ・長い鼻矯正、鼻翼軟骨移植(耳軟骨、鼻軟骨)
- ・唇ヒアルロン酸
- ・セットバック(下あご)
- ・輪郭3点(顎先再手術)
- ・エンドタイン額挙上4点固定
- ・脂肪注入(額、前頬、ほうれい線)
- ・脂肪吸引(頬、顎)
- ・脂肪吸引(二の腕)
- ・バッカルファット除去
- ・ホクロ除去(顔全部)
- ・糸リフト(ミントリフト)
- ・ボツリヌストキシン注射(エラ、顎、肩)
- ・アートメイク(眉毛 リップ アイライン)
- ・レーザー系(ダーマペン、PTP、ハイフ)
- ・点滴(白玉点滴、血液クレンジング)
- ・医療脱毛(全身、顔、VIO)
- ・逆まつげ矯正手術
- ・顎下に脂肪溶解注射
- ・眼瞼下垂の手術
Q1.これまでの鼻の整形歴を教えて下さい。
1回目:鼻ヒアルロン酸注入 ¥76,245
日本の大手美容クリニック(梅田)2018年5月28日

最初は切開することに抵抗があったので、気軽にできるヒアルロン酸注入での施術を行いました。
2回目:鼻のプロテーゼ+鼻尖(鼻先)形成+軟骨移植+ヒアルロン酸溶解(+目の整形)¥600,000
日本の大手美容クリニック(梅田)2018年8月2日
2回目の鼻整形後のななさん
1回目ではあまり理想の鼻の高さにならなかったので、2回目は、プロテーゼを入れて、鼻先に耳の軟骨移植をする手術を行いました。
2ヶ月前に注入したヒアルロン酸が残っていたので、ヒアルロン酸を溶かしてから手術を行いました。
3回目:鼻再手術(プロテーゼ除去、新プロテーゼ、鷲鼻修正骨切り)+長い鼻矯正、鼻翼軟骨移植(耳軟骨、鼻軟骨)700万ウォン(日本円で80万円ぐらい)
韓国の美容クリニック(ソウル) 2023年09月7日
3回目の鼻整形後のななさん
3回目は、韓国のクリニックに輪郭形成の相談に行ったところ「鼻も変えたほうがいいんじゃないか?」と複数の先生からアドバイスを受けました。「もともと鷲鼻なのに、骨を削らずにプロテーゼを入れた」「魔女の鼻のように下に長い鼻が不自然」と教えてくださいました。
そこで、より自然で私に合うような鼻のデザインでの再手術を決意しました。手術前のカウンセリングでプロテーゼが曲がって入っていたことと、鼻の骨からプロテーゼが浮いて入っていたことがわかりました。
【解説】鼻整形の種類について
鼻は主に、鼻背(鼻筋)・鼻尖(鼻の先っちょ)・鼻柱(鼻の穴の間にある壁のような軟骨部分)・鼻翼(小鼻)の4つの部位に分けられます。ある部分だけをいじると、他とのバランスが崩れ、かえって不自然になる場合もあります。そのため複数箇所を同時に施術をすることが多いと言われています。
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・鼻ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸を注入して、高さ・長さをだす施術です。メスで切らずに済む一方、ヒアルロン酸は体内に吸収されていくため、持続期間は限定されます。 -
・隆鼻術(りゅうびじゅつ)
鼻整形の中で鼻筋を形成し、鼻を高くする施術のことです。挿入する素材により、メリット・デメリットがあります。
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・鼻プロテーゼ:
- 隆鼻術の1つで、人工軟骨であるシリコンプロテーゼを用いて行う施術です。自家組織を使う場合と異なり、軟骨を取り出すために、耳を切開すると言った他の部位への負担がありません。
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・自家組織移植:
- プロテーゼなどの異物(人工物)を使用せず、自家組織のみで鼻筋を整える施術です。主に耳軟骨(耳介軟骨、耳珠軟骨)・鼻軟骨・肋軟骨が用いられます。鼻の手術に加え、軟骨を取り出す手術が必要です。
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・骨切り
鼻筋の骨を削って、鼻筋を整える施術です。
Q2.鼻の整形をしようと思ったきっかけを教えてください。
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当時、ローラさんのようなはっきりとした顔立ちに憧れがあったため、鼻整形を決めました。もともとの鼻が嫌だというよりも、より高い鼻に憧れがあったことがきっかけです。
Q3.どのような鼻を目指していましたか?
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1回目の時は、ヒアルロン酸注入で「できるだけ高くして欲しい」と伝えました。
2回目の時は、当時下向きの長い鼻が流行っていたので「外国人のような高い鼻で、下に長い鼻にして欲しい」と伝えました。
3回目は、「自然な鼻にしたい、肋軟骨移植術※をしたくない、耳と鼻の軟骨のみで高さを出したい」と伝えました。また、先生の症例が好みだったので細かいデザインはドクターのおまかせでお願いしました。1回目は特に写真を見せずに、2回目は鼻が綺麗な外国人の写真を先生にみせました。
3回目は、他の先生の症例写真で明らかに高すぎる鼻など不自然な写真を見せて「これにはなりたくない」と伝えました。※胸の部分の皮膚を切開して、肋骨部分の軟骨を採取し、それを鼻に移植することで鼻を高くする手術です。
Q4.鼻整形をする際に、どのようにクリニックや先生の情報を調べましたか?
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鼻整形1回目、2回目のクリニック・先生の選び方
特に他のクリニックを調べず、価格帯が安い・ポイントを使える・モニター募集をしているという理由から、日本の大手美容クリニックを選びました。
鼻整形3回目のクリニック・先生の選び方
輪郭の整形も一緒に行う予定だったので、費用面を考えて韓国で整形をすることを決めました。
韓国で施術をすると決めてからは、どの先生の症例が好きなのか、日本でカウンセリングを行っているのかを調べて決めました。韓国の美容医療アプリ、WEBサイト、Instagram、X(旧Twitter)などSNSを使って調べました。
Instagramでは、症例写真を中心に見てました。症例写真を見ると、この先生の鼻は結構ナチュラル、この先生はすごい派手、高さを出したい人にはいいだろうな、など傾向がわかってきます。
Instagramに力をいれていないクリニックだと、Google検索をしてホームページをみることが多かったです。X(旧Twitter)では、鼻整形の体験談を主に見てました。体験談は、韓国の美容医療アプリやサイトでも見てました。韓国語で書かれた口コミでも、日本語に変換して見ることができます。
また、韓国の美容医療アプリ・サイトには、韓国の先生と日本で会ってカウンセリングができるイベントの開催をしているものもあります。通訳の方がいらっしゃるので、韓国語が話せなくても意思疎通ができます。そのイベントに参加して、5クリニックほどのカウンセリングを受けて決めました。決めたクリニックでは、施術前にカウンセリングを合計3回行ってから手術をしました。
初めて鼻整形をする時よりも施術の難度が上がるため、より慎重にドクターやクリニックを選ばなければと感じました。再施術になると1回目の時より価格が上がり、対応して貰えるクリニックも減ってしまいました。
以前移植した軟骨が使えるのか、今鼻の中がどのような状態になっているのか、実際に切開しないとわからないことに驚きました。切開している時は全身麻酔で私は寝ているので切開後の判断はドクターのおまかせになります。先生の症例がとても好みだったので、おまかせにすることへの不安感はなかったです。
Q5.鼻整形で、クリニックにカウンセリングに行く前に知っておいたほうがよいことはありますか?
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私は、鼻整形をする際に鼻の下(鼻柱:左右の鼻の穴の間にある軟骨部分)を切開して手術をしました。2度同じ箇所を切開しているため傷は残ってしまいました。1回目の切開の時点で傷がありましたが、2回目でより濃く残りました。鼻整形は、傷のことを考えると、何度も修正するのはやめた方が良いと感じます。
なので「今なりたいデザイン(その時の流行り)」というよりも、「自分の顔に合っているデザイン」や「ずっとこの鼻でいたいと思えるようなデザイン」を目標にすることが良いと感じます。
また、施術方法についてはほとんど調べてなかったです。再施術の際は5クリニックほどカウンセリングを受けて、私に合うおすすめの施術方法をそれぞれの先生から聞くことで知見を広めました。その上で、最終的にどんな鼻になりたいのかという目標を明確にするようにしていました。
Q6.理想の鼻の形に近づくために、カウンセリング時にどのようなやりとりを先生としていましたか?(事前に先生に伝える・相談する・擦り合わせておくべきポイントなどを教えてください。)
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鼻整形1・2回目は、しっかりとカウンセリングした記憶はあまりありません。「鼻が高くなりたい」とだけ伝えました。そこまでこだわりがなく、知識もなかったので、カウンセリング時間が短かったのかもしれませんが、施術前にどうなりたいのかさらっと話した記憶があります。
3回目は、カウンセリングを3度行ってから手術をしました。1度目は、まだどこのクリニックで施術を受けるか決めていない状態で、クリニックを決めてから2度目・3度目のカウンセリングに行きました。より自然な鼻が良いことと、どのような鼻が私に合っているのか、他の先生の意見も聞いていたので、たくさんお話ができました。
3回目の鼻整形の際には- ・最終的にどんな鼻になりたいのか
- ・どんな鼻には、なりたくないのか
- ・私にはどんな鼻が合っているのか
- ・手術費用について
- ・術後のダウンタイムのスケジュールについて(抜糸はいつあるのか、鼻に詰めてあるガーゼ?綿はいつまでつけないとダメなのか、薬はいつまで飲むのか)
事前に先生に伝える・相談する・擦り合わせておくべきポイントは- ・なりたい鼻(正面から見た時、横から見た時にどうなりたいのか、)を明確にする。
- ・なりたくない鼻を明確にする。
Q7.鼻整形の施術を決める時に気をつけたほうがよいことはありますか?
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鼻整形をする時に、同時に他の施術をする時は要注意です。鼻整形をすると施術直後は、眼鏡をかけることが出来なくなり、鼻にギブスなどをして鼻呼吸ができなくなる等、日常生活に影響が出るので注意が必要です。
目元と鼻の整形を同時にする場合
私は鼻整形2回目の際に、目の整形と鼻の整形を同時にしました。
私は目が悪いため普段はコンタクトか眼鏡をつけています。2回目の鼻整形後、目の施術をしたためコンタクトを着用できませんでした。代わりに眼鏡を使おうとしましたが、鼻に負担がかかるため眼鏡も使えませんでした。数日間、コンタクトも眼鏡なしで生活していたことがとても不便だったことを覚えています。ちゃんと術後のダウンタイムを考えないとダメだなと感じました。輪郭と鼻の整形を同時にする場合
鼻整形3回目は、輪郭形成と鼻の再手術を同時にしました。今回は目を同時にしていないから大丈夫だろうと考えていました。ですが、今回も同時に手術をしたことで術後大変な思いをしました。
輪郭形成の手術をする際に、口の中からも骨切りをしました。なので術後、鼻の手術をして鼻で呼吸ができないので口呼吸をしようするのですが、口の切開した部分から出血があり上手く呼吸ができませんでした。術後1日目は一睡もできなかったことを覚えています。1日目は入院していたので口の中に血が溜まったら吐き出し、血が固まって苦しい時は看護師さんに口の中を掃除してもらっていました。
Q8.韓国での鼻整形した後の過ごし方はどうされていましたか?
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輪郭の手術を一緒にしたので、だいたい2週間ほど韓国にいました。術後一泊だけ入院して、次の日のお昼過ぎぐらいに退院してホテルに行きました。「ホテルにチェックインするまで、ゆっくりしてもらって大丈夫」と言ってもらえたのは良かったです。
外を出歩きたいタイプだったので、ソウル市内を散歩したりしてました。夏で暑かったので、マスクをせずにギブス丸見えの状態で歩いてました。ソウルの江南(カンナム)と言うところは、美容クリニックが多いところエリアで、包帯巻いてる方、顔のバンドを巻いている方とかもちょこちょこいたので、気にせず歩けたかなって思います。
ギブスが取れてからは、江南以外も観光してました。
Q9.ダウンタイムで気をつけることはありますか?
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特にこれを気をつけていたということはないのですが、鼻をかむときに形が崩れてしまうような気がして、綿棒やティッシュなどで優しく掃除をしていました。
Q10.実際に鼻整形をして、上手かった先生、よかったクリニックに共通する点はありますか?
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私が良かったと感じるのは
- ・カウンセリングがしっかりしているクリニック
- ・細かいデザインまでこだわってくれる先生がいるクリニック
鼻の構造など全く知らなかったので、先生の説明があまり理解できず、たくさん質問しました。鼻の構造の図解を見せてくれ、丁寧に私が理解するまで教えてくれたところは良かったと感じます。鼻の整形はたくさんの方法があるので、言葉だけではなかなか理解しにくいなと感じます。
3回目の鼻整形を担当してくれた先生は、細かいところまでこだわってくれる先生でした。具体的に言うと、横顔のバランスはもちろん、正面から見た時の鼻の穴のバランスまでも綺麗に見えるように調節していただきました。ここまでこだわってカウンセリングしてもらったのは、その先生だけだったので、安心して施術を任せることが出来ました。
Q11.実際に鼻整形をして、残念だった先生、イマイチだったクリニックに共通する点はありますか?
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残念だった先生は
- ・カウンセリングがしっかりと行えてない
- ・デメリットを伝えられてない
鼻整形のカウンセリングをしている際に、なかなか理解をできずにたくさん質問をすると、少しめんどくさそうにされたことが嫌だったことを覚えています。
2回目の鼻整形の際には「鷲鼻の骨切り」の提案などはなかったので、プロテーゼが浮いてしまう可能性があることなどデメリットをしっかりと教えて欲しかったなと思っています。
大きいデメリットではないのですが、2回目の鼻整形では耳珠の軟骨を使いました。耳珠の軟骨をとることで、AirPodsのイヤホンがよく外れるようになってしまいました。つけて歩いてるとポロっと落ちてしまい、たまにとりにくい隙間などにはいってしまいます。今は耳珠をとってない片側のみイヤホンを使用しています。いつもAirPodsを使用する私からすると、少し不便なポイントです。
Q12.これから鼻整形をしようとする方に、先生の選び方・クリニックの見つけ方などアドバイスをください!
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先生の選び方としては、何人かの先生とカウンセリングすることが大切だと思います。
1人の先生だけだと、言われたことを信じ切っちゃうなと思ったので、いろいろな先生のカウンセリングを受けました。何が自分に合っているのかを、たくさんの知識の中から選ぶのがいいな、ということを学びました。- ・どんな施術方法を提案してもらえるのか
- ・しっかりとカウンセリングしてもらえるのか
- ・先生の症例写真は自分の理想に近いか
また、クリニックに関しては、レスポンスが早いクリニック、アフターフォローがしっかりしているところが良いです。私自身3回目の鼻整形の際にはなかなか血が止まらず、術後5日ほど出血していました。その際に、出血のことをクリニックに伝えると無料で消毒してくれてたくさんのガーゼとテープをいただきました。すぐに相談してもしっかりアフターフォローしてくれるのでとても良かったです。
【まとめ】鼻整形!上手い先生、名医、クリニックなどおすすめの見分け方


今回は鼻整形を体験したななさんにお話を伺いました。韓国での整形事情を知ることができ、貴重な機会でした。最後にななさんのお話をもとに、鼻整形の上手い先生、名医、クリニックなどの見分け方をまとめました。
鼻整形の情報収集の仕方
- ・アプリ・WEBサイト・SNSなど、知りたい情報によって使い分ける。
- ・症例写真などで、先生の傾向を見極め、自分に合う先生を探す。
- ・体験談などで、クリニックのレスポンスのスピード、アフターフォローの実態を探る。
鼻整形のクリニックの見分け方
- ・ひとりの先生だけでなく、複数の先生のカウンセリングを受ける。
- ・理解できるまで、デメリットを含めきちんと説明をしてくれるかに注目。
- ・どのような手術を提案してくれるか?自分に合うかよく検討する。
- ・他の部位の手術を一緒にするなら、日常生活への影響も考慮してくれると◎。
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