【体験者に聞く】受け口は歯列矯正or手術?セットバック整形で後悔しない名医探し
受け口が気になっている人はいませんか?受け口には、主に3種類の治し方があります。
- ①矯正歯科で歯列矯正(ワイヤー矯正やマウスピース矯正など手術を伴わない矯正)を行う(自由診療)
- ②手術前のワイヤー矯正+外科手術を指定医療機関で受ける(保険適用の場合も)
- ③手術(セットバック整形)+手術後に歯並びを整える歯列矯正を行う(自由診療)
※セットバック手術のあとには、歯並びを整える歯列矯正を行う必要があります。
今回は、幼いころから受け口に悩み、実際に施術を受けたななさんに、お話を伺いました。 受け口が気になる方は、ぜひ参考にしてください!
お話を伺った「ななさん」について
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ななさんのプロフィール
三重県出身の27歳
現在は東京在住 -
美容医療歴 他のインタビューを見る
- ・二重埋没(2回)
- ・目頭切開(1回)
- ・二重切開(1回)
- ・涙袋ヒアルロン酸(約5回)
- ・鼻ヒアルロン酸
- ・鼻尖部軟骨移植(鼻への耳介軟骨移植)
- ・鼻プロテーゼ
- ・鼻再手術(プロテーゼ除去、新プロテーゼ、鷲鼻修正骨切り)
- ・長い鼻矯正、鼻翼軟骨移植(耳軟骨、鼻軟骨)
- ・唇ヒアルロン酸
- ・セットバック(下あご)
- ・輪郭3点(顎先再手術)
- ・エンドタイン額挙上4点固定
- ・脂肪注入(額、前頬、ほうれい線)
- ・脂肪吸引(頬、顎)
- ・脂肪吸引(二の腕)
- ・バッカルファット除去
- ・ホクロ除去(顔全部)
- ・糸リフト(ミントリフト)
- ・ボツリヌストキシン注射(エラ、顎、肩)
- ・アートメイク(眉毛 リップ アイライン)
- ・レーザー系(ダーマペン、PTP、ハイフ)
- ・点滴(白玉点滴、血液クレンジング)
- ・医療脱毛(全身、顔、VIO)
- ・逆まつげ矯正手術
- ・顎下に脂肪溶解注射
- ・眼瞼下垂の手術
Q1.受け口を治すために行った歯列矯正・手術(セットバック整形)歴と、かかった費用を教えてください。
①受け口の歯列矯正
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1裏側矯正(ワイヤー矯正) 矯正歯科医院(三重県)
- 幼稚園から小学生高学年の頃まで
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2マウスピース矯正 矯正歯科医院(三重県)
- 中学生から大学生の頃まで
- ※マウスピース矯正をする際に矯正歯科医院を変更
- ※費用に関しては親が全て負担
②手術(セットバック整形)+施術後の歯列矯正 K歯科・美容クリニック(大阪)
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1セットバック整形(手術)
- 施術日:2022年1月7日
- セットバック:¥2,373,800
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2マウスピース矯正
- マウスピース矯正:¥890,000
※セットバック手術は、術後に歯並びを整えるための歯列矯正を行う必要があります。
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2022年1月6日のななさん
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2022年2月のななさん
受け口の治し方
主な治療方法は、以下の3種類です。判断が難しい場合は、矯正歯科医院、大学病院などの指定医療機関、美容外科クリニックに相談をすることをおすすめします。
- ①矯正歯科で歯列矯正(ワイヤー矯正やマウスピース矯正など手術を伴わない矯正)を行う(自由診療)
- ②ワイヤー矯正+外科手術を指定医療機関で受ける(保険適用の場合も)
※顎変形症、口唇口蓋裂と診断され、指定医療機関で治療を受けると保険が適用される場合もあります。
- ③手術(セットバック整形)+術後に歯並びを整える歯列矯正を行う(自由診療)
※セットバック手術後は、歯並びを整えるための歯列矯正を行う必要があります。
※矯正歯科にも対応している美容クリニックでセットバック手術を受けることで、術後の歯列矯正まで一貫して対応してもらうことができます。
Q2.受け口を治すために歯列矯正・手術(セットバック整形)をしようと思ったきっかけは?
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最初は、手術なしの歯列矯正で受け口を治そうとしていました
幼い頃から受け口で矯正歯科に通っていました。受け口になってしまった理由は、舌で下顎を押してしまっていたことが原因でした。最初は、顎の手術(骨切り)をすることに不安があったため、「ワイヤー矯正や、マウスピース矯正で治せる範囲で治したい」と考えていました。
歯列矯正で治せる範囲で治療終了!「より綺麗になりたい」と手術を決意
大学生の頃には、手術なしの歯列矯正のみで治せる範囲の治療は終わりました。ある程度受け口は治りましたが「より綺麗になりたい」という気持ちが出てきたため、手術をすることに決めました。
Q3.どのように、受け口の手術(セットバック整形など)が得意なクリニックや、名医を探しましたか?
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大学病院で「保険適用の手術ができる」と言われましたが…
まず大学病院で、受け口の手術のためのカウンセリングを受けました。その際に①手術をするまでに長期間ワイヤー矯正が必要です。②その後の手術で、顎の大部分の骨を切開します。③手術後は入院をして、食事は流動食になります。④保険適用のため美容外科より、安く手術を受けることができます、と教えていただきました。
ただ、手術が大掛かりな点とワイヤー矯正を長期間続けるのが嫌だったこと、術後の流動食や口を自由に動かせない環境に不安があったことから、大学病院で保険適用の手術を受けることは辞めました。
手術後の歯並び矯正もできるクリニックで、手術(セットバック整形)を決意
受け口を綺麗に治したいということと、笑った時のスマイルライン(口角を上げて笑顔になったときに見える、上あごの前歯の先端を結んだラインのこと)を綺麗にしたいという外見的変化も求めていたため、大阪の美容外科クリニックにカウンセリングに行きました。
ほとんどの美容外科クリニックでは「セットバックは出来るけれど、その後の歯列矯正は他院で行ってほしい」と言われてしまいました。そのためセットバックとその後の歯列矯正までしっかりとひとつのクリニックでサポートしてくれるところはないか?と調べ、大阪のK歯科・美容クリニックを見つけました。
私が調べた時はセットバック整形と歯列矯正をワンストップで行ってくれるのはK歯科・美容クリニックだけでした。カウンセリングを受け、セットバックの手術と歯列矯正をK歯科・美容クリニックですることを決めました。
私は現在東京に住んでいますが、矯正治療を担当してもらっている先生が、毎月東京に、仕事のためきてくれるので、その際に診察をしてもらっています。大阪のクリニックの先生に、今でも東京で診察してもらえるので安心です。
Q4.受け口の手術(セットバック整形)をする際に、理想とする顎のラインはありましたか?
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歯を噛んだ際に上顎の中に下顎が収まる、笑った際に綺麗なスマイルラインになる歯並びになりたいことをカウンセリング時に伝えました。
Q5.受け口の手術(セットバック整形)のカウンセリングに行く前に、知っておいたほうがよいことはありますか?
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骨切りはとても大きい手術で、神経にも関わってきます。そのため、担当の先生はどのような人なのか、症例件数、症例写真、口コミ、先生の経歴などを事前に知っておくことはとても大切だと思います。
Q6.受け口の手術(セットバック整形)のカウンセリングの時に、医師に伝えるべきこと、すり合わせるポイントは何ですか?
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骨切りをすると元に戻すことが難しいので、どこを理想とするのかをしっかりと話しておくことが大切だと思います。私の理想になれるのかどうか、カウンセリングの際にたくさんお話ししました。
私は上顎の中に下顎がおさまってほしい、笑った際のスマイルラインを綺麗にしたいことを理想としていました。その理想の状態になれるのかどうか、ということを話しました。また言葉だけでは伝わらないと思ったので、理想のスマイルラインの写真(えがさりさん)をカウンセリングの際に見せました。
Q7.受け口の手術後(セットバック整形)のダウンタイムは、どう過ごされていましたか?
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食事(ふつうの食事に戻るまで)について
手術後から1週間は、やわらかい離乳食のような食べ物しか食べれませんでした。手術後2日目まではまったく口が開かなかったので、ストローでスープや茶碗蒸しを食べていました。
1週間後~から2週間は、ケーキや一口大にちぎったカステラやコロッケなどを食べることができました。お米も食べたかったので、お粥にして食べてました。前歯で噛み切ることができなかったので、全て小さくカットしてから食べていました。2週間後以降は普通の食事に戻りました。
注意点として、手術後から半年間は移動した前歯部を使って噛まないように言われました。前歯部を使わなければ、(奥歯を使って)固形物を食べることが可能です。
フェイスバンドの有無やあれば期間を教えてください
顎にテープを貼り、術後3日目以降に外しました。
禁止事項を教えてください
ストレッチや軽いジョギング程度なら、お薬で痛みがコントロールできていれば、3日以降可能でした。それ以上のトレーニングについては、手術後の検診ごとに相談で決めていく、とのことでした。
強く食いしばったりするトレーニングは少なくとも3ヶ月〜6ヶ月目以降、心拍数が急増するような激しいトレーニングは少なくとも1ヶ月は避けた方が良いと言われました。
Q8.受け口の手術(セットバック整形)の術後のスケジュールや、アフターケアは、どのような感じでしたか?
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手術後の検診について
- 検診 手術日(1/7)
- 1週間後診察(1/14)
- 1ヶ月後診察(2/5)
- 矯正 診察(2/15)
- 2ヶ月後診察(3/4)
- 3ヶ月後診察(4/8)
- 矯正 診察(5/18)
- 東京移住のため問題ないか診察(7/22)
※8月からは東京に移住したため3ヶ月に1度、東京で矯正治療の診察をしていただいてます。
ボルト、ワイヤー除去など
セットバック整形で入れた固定装置(骨を固定するボルト)を除去すると、また切開することになるため、傷跡がつき、体の負担になると教えてもらったので、除去せずにそのままにしました。
Q9.実際にセットバック整形の手術を受けて理解できたメリット・デメリットは?
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セットバック整形を受けたメリット
メリットは、歯並びが良くなったことと、笑った時のスマイルラインがとても良くなり、笑った時の自分の顔が好きになれたことです。
以前は噛み合わせが良くなかったため隙間があり、笑うと歯と歯の間から舌が見えていました。今は噛み合わせが良くなり舌が見えなくなりました。笑った際に「歯並び綺麗だね」と褒められることが増えました。
また、食事の際に、手術前は噛み合わせが悪くハンバーガーの中にあるレタスなどなかなか噛みきれませんでした。歯並びが改善したことで、噛み切れるようになりました。
セットバック整形を受けたデメリット
デメリットは、それほど大したことではないのですが、顎先の感覚が鈍くなりました。今でも触ると痺れているような感覚があります。全く感覚がないわけではないので、生活に支障はありません。
また、私は気になりませんが、ボルトで固定をしているためレントゲンで撮影するとボルトが映ってしまいます。セットバック整形がバレたくない方は、ボルトの除去やレントゲン撮影の際は注意が必要ですね。
実際セットバックを受けてみて、ずっと悩んでいた受け口が治り、憧れであった理想の歯並びになれたため、顎先の感覚が鈍くなってしまったというデメリットはありますが、セットバックの手術をして良かったとすごく思います。
Q10.セットバック整形を含め、何度か輪郭、顎の手術を受けているかと思います。上手い先生、よいクリニックの共通点はありますか?
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サポートがしっかりとしているK歯科・美容クリニックはとても良かったと感じます。
契約前から何度もカウンセリングをしていただき、その際にメリットはもちろんですがデメリットもしっかりと教えていただきました。
手術後も手厚くサポートしていただき、手術翌日も体調は大丈夫ですか?と連絡があり「とても丁寧なクリニックだな」と安心したことを覚えています。
また手術当日、手術が怖く不安に思っていた時に、先生に「綺麗になって理想に近づけるから楽しみですね!」と言っていただきました。その言葉で不安が和らぎ、落ち着いて手術を受けることができました。
わたしが手術をしてもらったK歯科・美容クリニックはセットバック整形から手術後の歯列矯正までしっかりとサポートしてくれます。なので経過診察に行った際も一度の来院でセットバックの診察、矯正治療の診察を同時にでき、先生同士がどのような状況なのか、共有しているところがとても良かったと思います。
Q11.逆に、残念な先生、クリニックの共通点は?
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残念だった先生、クリニックはデメリットを伝えずに契約を進めようとするクリニックですね。
セットバック整形後に、丸顔が嫌で大手美容外科にカウンセリングに行きました。その際に「糸リフトでVラインをはっきりさせて、顎にヒアルロン酸を入れること」をおすすめしていただきました。そして「その日に契約すると安くなる」と言われました。私はカウンセリングだけのつもりだったので「契約はもう少し考えてからしたい」と伝えると、カウンセリングして頂いていた方が退室し、別のカウンセラーに変わり「クレジットカードでも支払い可能です。カードの上限はいくらですか?」と聞かれました。
契約する気はないという私の考えをなかなか聞いてもらえないことにショックだったことと、クレジットカードの上限まで聞く失礼な行為に驚いてしまいました。「ここのクリニックでは受けたくない」とお断りをしてその日は帰りました。後日、韓国の美容クリニックにカウンセリングしてもらった際に、糸リフトと顎のヒアルロン酸を勧められたことを話すと「しなくていい」と言われました。
「今の状態で糸リフトをしてしまうと、Vラインは出るが、私の骨格上さらに頬骨が出て見えてしまう。」「顎もしっかりと出ているため、さらにヒアルロン酸を足すと出過ぎてしまう」「そのため、やらなくて良い」と教えてもらいました。他にも同じアドバイスを3つのクリニックから言われたため、手術をしなくて良かったなと思います。
Q12.これから受け口の手術(セットバック整形)をしようとする方に、後悔しない先生の選び方・クリニックの見つけ方などアドバイスをください!
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セットバック整形はとても大きい手術です。だからこそ、しっかりとどこのクリニックにするのか、どの先生にするのか、手術を受けるのか、どうかを決めてほしいと思います。
私自身、セットバックの手術をする際に受け口が無くなること、スマイルラインが綺麗に出来ることを理想としていてその2つが改善されないのであれば、手術をやめようと考えていました。なのでしっかりとカウンセリングの際に理想とする2点のポイントを伝え、どのようなリスクがあるのかも具体的に教えていただきました。なので手術後にイメージと違った、トラブルが起きたということはありませんでした。
骨切りをしてしまうと元に戻すことがとても難しいです。だからこそどうなりたいのか、本当にセットバック整形をしたいのか、しっかりと考えた上で行動することが大切だと思います。
注)ななさんは、セットバック整形を終え、現在はマウスピース型矯正で歯並びを調整しています。そのため、今現段階では受け口の治療は完了しておりません。
【まとめ】受け口には歯列矯正?それとも手術?セットバック整形で後悔しないために
ななさんのお話を聞いて、いかがでしたでしょうか?
今回は、幼いころから「受け口」に悩むななさんが、歯列矯正を経て手術することを決意した経緯や、保険適用の手術ではなく、自由診療のセットバック整形を選び、手術を受けた経緯を追ってきました。
ななさんのお話を元に、受け口を解消するためのヒントをまとめました。歯列矯正・セットバック整形で後悔しないために、参考にしてください!
- ・まずは、自分がどうなりたいのか?ゴール(受け口を治したい、スマイルラインを綺麗にしたいなど)を決める
- ・歯列矯正は手術の不要なワイヤー矯正やマウスピース矯正などの方法があるが、症状によって治療効果に限界がある
- ・「手術なし」を優先するか、「手術して、理想に近づけたい」かをしっかりと考える
- ・受け口を治すために、症状によっては保険適用の手術も受けられるが、大掛かりな手術になる可能性がある
- ・セットバック整形後には、歯並びを整える歯列矯正が必要
- ・セットバック整形は美容外科、手術後の矯正は矯正歯科とふたつのクリニックに通うことになりがちだが、矯正歯科にも対応している美容クリニックでセットバック手術を受けることで、術後の歯列矯正まで一貫して対応してもらうことができる
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