ニードル脱毛は、極細の針を毛穴に差し込んで、毛根を1つずつ処理していく脱毛法です。
その歴史は古く、アメリカで考案されて以来100年以上の歴史があり、現在でも使用されている脱毛方法です。
レーザー脱毛が登場するまでは主流の脱毛法でした。
毛穴1つ1つに針を刺して処理をするので、時間も手間もかかるうえ痛みを伴いますが、毛根を確実に処理できるため、毛が再生することがなく、唯一の永久脱毛ともいわれます。
これに対し、医療用レーザーは直接毛根に作用しないので、電気脱毛ほど確実な効果は得られないのです。
ニードル脱毛(電気針脱毛)の種類とメカニズム
ニードル脱毛(電気針脱毛)には、現在おもに4つの方法があります。
■電気分解法
針から微弱な電流を直接流し、毛根を破壊します。
■フラッシュ法
高周波の電気を流して、毛根を破壊します。サロンで主に使用される手法です。
■ブレンド法
電気分解法とフラッシュ法をあわせた方法で、サロンで主に使用される手法です。
■絶縁針脱毛
医療行為のため、医師や看護師の施術となります。麻酔を使用して行ないます。
直径0.05~0.15mmのプローブと呼ばれる極細の針を、毛穴の一つひとつに差し込み、差し込んだプローブに電気あるいは高周波を流します。
処理がきちんと行われていれば、熱などで毛根部が破壊され、二度と毛が生えてこなくなります。
毛周期にあわせて、およそ3週間に1回程度の頻度で施術を受けます。一度で処理できる本数に限りがあるため、個人差がありますが1年~1年半の期間が必要となるといわれています。
適した部位
ヒゲ、ワキ、Vライン、うなじ、その他全身。
施術に要する期間
毎月施術を受けて、およそ1年~1年半の期間が必要となるといわれています。
3. ニードル脱毛(電気針脱毛)のメリット・デメリット・リスク
メリット
・1つずつ毛乳頭を破壊でき、永続的に高い脱毛効果を得ることができる
・白髪や金髪などの色素のない毛、浅い部分の毛などあらゆる毛に対応できる
・日焼けした肌、乳輪やVIOラインなどの粘膜のムダ毛も処理できる
・顔の産毛もきれいに処理できる
・タトゥーが入っている肌も処理できる
・残す毛量を調整できるので、例えばグラデーション状に脱毛することができる
デメリット・リスク
・時間がかかる・1回に処理する本数が少ない
・痛みがある
・施術者に高い技術が必要
・レーザー脱毛より費用が高い