ヒアルロン酸など液状の注入物(フィラー)を入れて、あごや輪郭(フェイスライン)の形を整える施術です。
あごやフェイスラインにヒアルロン酸など液状の注入物(フィラー)を、注射で入れて、あごの形を高く整える施術です。
ダウンタイムが少なく、切開の必要がなく、時間をかけてもとに戻るため、「プチ整形」「あご注射」などとよばれることがあります。
「あごを少し高くしたいけど、シリコンプロテーゼを体内に入れるのには抵抗がある」「あごを変えて、顔全体がどう変わるのか見てみたい」という方におすすめです。
施術の目安
- 施術時間
- 施術トータル1時間
- ダウンタイム
- ほとんどない(個人差あり)
- 料金
- 10万円~
上記はインターネットから収集した平均的な情報です。実際の症例やクリニックによって異なりますので、詳しくは診察にてご確認ください。
2. フィラー注入(あご注射)のメリットとデメリット
ヒアルロン酸注射などによる顎形成のメリットとして、シリコンプロテーゼの埋入手術と比較して、施術時間が短いこと、メスを使用しないのでダウンタイムが短いこと、低価格なことがあげられます。
デメリットとして、シリコンプロテーゼの埋入手術と比較して、持続期間が短くもとに戻ってしまうこと、維持するためには何度も注入を続ける必要があること、まれにしこりとして残ってしまうリスクがあること、などがあげられます。
注入したヒアルロン酸の持続期間は約6~18カ月程度とされ、徐々にボリュームが減ってゆき、約2~3年ほどで体内に吸収されるといわれています。
■一般的なヒアルロン酸
ヒアルロン酸は人間の体内に元々存在するゼリー状の物質です。アレルギーのリスクが低く、時間をかけて体内に吸収されていきます。注入後3~6ヵ月ほどでもとに戻ります。
ヒアルロン酸はやわらかいジェル状で保水力があるため、注入後に水分を吸収して膨らみ、整えた部位が予定より大きく・太くなってしまうことがあるようです。
ヒアルロン酸にも種類があり、クリニックによって使用するヒアルロン酸が異なる場合がありますので、詳しくは担当医師やクリニックまでご確認ください。
持続性:★
■長期持続型ヒアルロン酸
通常のヒアルロン酸に比べ、注入後に水分を吸収しにくく、粘度や硬さがあります。注入後6~18ヵ月ほどでもとに戻ります。
(ジュビダームビスタ®/レスチレン®/クレヴィエルなど)
持続性:★★
■ハイドロキシアパタイト
カルシウムの一種である、ハイドロキシアパタイトを主成分とした注入物です。注入後、12~18ヵ月ほどの時間をかけて体内に吸収されます。硬さがあるため、シャープなラインを実現しやすく、あごや鼻など強度が必要な部位に用いられます。ヒアルロン酸に比べて効果が長く持続する一方、簡単にはもとに戻せません。
また、まれに注入部位の腫れや硬結が起こるなど、ヒアルロン酸よりも副作用等のリスクがあります。
(レディエッセ/エランセなど)
持続性:★★★
■溶けないフィラー・非吸収性注入製剤
生体内で吸収されずに永久的に残る製剤です。効果が持続する一方、一度注入すると完全に除去することは難しく、異物反応や血流障害、異物肉芽腫などのリスクが高く、トラブルが多いことから、現在は使用されていません。注入は簡単にできる一方、摘出する場合は、切開手術が必要です。
<溶けないフィラーの例>
・ポリアクリルアマイド(アクリルアミドが重合した物質)を含むもの
(エンドプラスト/アクアミドなど)
・ジェル状のシリコン粒子製剤
(エンドプラスト/エンドプロテーゼ)
※いずれの薬剤もアレルギーやアナフィラキシーショックのリスクがあるため、担当医師にご相談ください。
※ヒアルロン酸が動脈血管内に注入されると、血管が詰まって皮膚が壊死するリスクがあるため、注入を避けた方がよい部位があります。担当医師にご相談ください。
4. フィラー注入(あご注射)はこんな方におすすめ
・あごのラインを整えたい方
・手術には抵抗がある方
・割れあご・ケツあごなど、へこみが気になる方
Q. 注入したところが凸凹にならないか心配です。
A. 仕上がりは医師の技術とヒアルロン酸の質にも左右されます。
ヒアルロン酸注射による凸凹は、医師の技術やヒアルロン酸の質が大きく関係するとされています。事前に担当医師と十分なカウンセリングを行なうことをお勧めします。
その他の治療法説明(あご・顔の輪郭)