骨削り(あご・えら・頬骨)とは、あご先の骨(オトガイ)や、目の下に出っ張った骨(頬骨)や、左右の耳下に張り出した骨(エラ)などを削って、小顔にし、フェイスラインを整える施術です。
顎骨削りは、歯ぐきの下部分を切開し、余分な顎の骨を切り取り、整える方法です。
口腔内から手術を行うため、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
施術後1週間程度はバンテージと呼ばれる顔の圧迫固定器具を装着し、生活しなくてはならないため、食事や会話のしづらさを感じることがあります。
あごの中心から左右2~3センチのあたりに、オトガイ神経が出ているので、これを傷つけないように神経のない部分の骨を切除します。
水平に2本の切り込みを入れて、輪切りになった中部分を除去し、両端をつなげてワイヤーで固定します。段差ができた部分をなめらかにつながるよう削って整えます。
あごを短くするのに有効です。
あごの中心部分に垂直に2本の切り込みを入れて、中部分を除去して、両端をつなげてワイヤーで固定します。なめらかな形になるよう削って整えます。
あごを狭く細くするのに有効です。
メリット
・口腔内からの施術になるため、傷痕が見えません。
・顎骨の形を根本から変えるので、変化が得られやすく、後戻りなどがありません。
デメリット・リスク
・骨を切除するため1カ月近く強い腫れが続きます。術後の固定が必要です。
・症例によっては、まれにオトガイ神経麻痺が起こることがあります
・顎が長くて気になる方
・顎をシャープにしたい方
頬骨削りは、口の中や耳の生え際部分を切開し、余分な頬骨を削る方法です。
頬骨弓削りは、頬骨にあるアーチ状の頬骨弓を切って移動し、顔の横幅を狭める方法です。
いずれも口腔内や耳の見えにくい箇所から施術を行うため、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
頬骨削り
口腔内を切開して、頬骨の突出している部分を削ります。
頬骨弓削り
頬骨にあるアーチ状の頬骨弓を切って移動し、固定します。
また施術後1週間程度はバンテージと呼ばれる顔の圧迫固定器具を装着し、生活しなくてはならないため、食事や会話のしづらさを感じることがあります。
頬骨が突き出ているわけではなく、頬が落ち込んでいるために頬骨が目立つ方もいらっしゃいます。その場合、頬を削るよりふっくらさせるヒアルロン酸を注入するという選択肢も。
気になる方は、担当医師にご相談ください。
・頬骨が気になる方
・小顔にしたい方
・女性らしい輪郭にしたい方
・東洋的な顔の形がコンプレックスの方
・顔がごつごつして見える方
エラ骨削りは、奥歯の歯ぐきの下を切開し、エラの骨と余分な筋肉を削る方法です。
エラ張りの原因は筋肉と骨にありますが、骨が原因の場合は、エラ骨削りで対応します。
逆に筋肉が原因の場合は、後述しますが、ボツリヌストキシンなどほかの施術で対応します。
エラ骨削りは、奥歯の歯ぐきの下を切開し、エラの骨と余分な筋肉を削る方法です。
口の中を切開するため、傷跡が目立ちにくいとされています。
また施術後約1週間程度はバンテージと呼ばれる顔の圧迫固定器具を装着し、生活しなくてはならないため、食事や会話のしづらさを感じることがあります。
エラが張っていて気になるという人の中には、骨ではなく筋肉が発達している方もいらっしゃいます。 このような場合、 ボツリヌストキシン注射でエラを目立たなくさせる方法も。
気になる方は、担当医師にご相談ください。
・エラが気になる方
・小顔にしたい方
・顔が角ばっている方
・卵型の輪郭にしたい方
A. 麻酔が切れてから痛みやしびれが感じられます。
施術自体は全身麻酔下で行われるため、意識が無く、痛みも感じないとされていますが、 麻酔が切れたあとは痛みやしびれがでることがあります。 痛み止めが処方されますので、指示に従って服用しましょう。詳しい説明は担当医師までご確認ください。
A. 口腔内の傷が落ち着くまで刺激のある食べ物は避けましょう。
施術直後からうどんやゼリーなどの柔らかいものであれば、食べることは可能です。辛いものや熱いものなどの刺激物は控えることをお勧めします。 また、施術後1週間後程度で通常通りの食事ができるようになるとされていますが、担当医師までご確認ください。
A. 施術後1週間はシャワーで済ませるようにしましょう。
施術後、1週間程度は入浴により血流が良くなり腫れが強くでることがあるとされているため、シャワーのみにし、入浴は控えることをお勧めします。激しい運動や飲酒も腫れを助長するため避けるようにしましょう。詳しい注意事項などは担当医師までご確認ください。
A. 口に負荷のかかる動作は術後1ヵ月は避けるようにしましょう。
歯の治療は施術後1ヶ月以降がよいとされています。ただし、緊急の虫歯治療の必要など、詳しい注意事項は担当医師までご確認ください。