唇を厚くする(脂肪注入)は、おなかや太ももやなど自分の気になっている部分の脂肪を吸引し、注入することにより、唇に厚みを出す方法です。定着した脂肪は、長く維持できるため、ヒアルロン酸より効果が長持ちします。その一方、注入した脂肪が一度で全部定着するわけではないので、希望のボリュームにしたい場合は何度か施術を受ける場合もあります。
施術の目安
- 通院回数
- 3~6回
1)診察 カウンセリング・契約
2)施術 検査・脂肪採取・脂肪の処理・脂肪注入・術後の処置
3)経過チェック
4)追加の施術
- 施術時間
- 施術トータル3~4時間
- ダウンタイム
- 1~2週間ほど
- 料金
- 10万円~
上記はインターネットから収集した平均的な情報です。実際の症例やクリニックによって異なりますので、詳しくは診察にてご確認ください。
1)脂肪採取
まずお腹やお尻など、脂肪が多い部分から脂肪を吸引して採取します。
あくまで脂肪の採取を優先するため、吸引する部分の美しさを求める場合は、「脂肪吸引」として施術を受ける必要があります。
2)脂肪の処理
より定着率をあげるために、脂肪を遠心分離して幹細胞や脂肪組織を取り出したコンデンスリッチファット(CRF)を用いる場合もあります。
3)脂肪注入
注射針で脂肪を唇に注入していきます。
施術内容によって異なりますので、担当医師にご確認ください。
脂肪はやがて吸収されてしまう
自己脂肪は異物反応がなく、一度定着すると長持ちするというメリットがありますが、脂肪の定着率はあまり高くないため、それを念頭において計画する必要があります。
注入した脂肪の30~50%程度が定着しますが、定着しなかった脂肪は自然と体外に排出されるといわれています。定着した脂肪は長く残りヒアルロン酸よりも長期間持続するといえますが、注入時のボリュームを維持することはできません。
また、どの部位にどのくらいの量が定着するかはわからないため、注入する位置で細かく唇の形をデザインするのは難しいとされています。
脂肪注入は「アヒル口」には不向き?
唇に脂肪を注入する場合、脂肪の30~50%程度は定着しますが、定着しなかった脂肪は自然と体外に排出されるといわれています。
そのため、定着しない脂肪の量を計算して注入しなくてはならず、細かい調整が難しいため、「アヒル口にしたい」などの要望には不向きだといわれています。
唇の形を整えたいという方は、ヒアルロン酸注射など別の方法もあるので、詳しい内容はクリニックまでご確認ください。
唇の自己脂肪注入のメリット
・お腹など他の部位の脂肪吸引ができます
・一度脂肪が定着すると長く効果が得られます
唇の自己脂肪注入のデメリット・リスク
・30~50%は定着するものの、それ以外の大部分は時間をかけて体内に吸収され、分解排出されてなくなってしまいます
・唇の形やラインの微調整などには不向きです
・採取する部位にカニューレ挿入の小さな傷ができます
・唇を全体的にふっくらさせたい方
・セクシーな唇にしたい方
・唇にハリが欲しい方
・他の部位の脂肪を除去したい方
Q. 唇の脂肪注入後はやはり腫れるのでしょうか?
A. 術後1週間は腫れますが、徐々におさまります。
脂肪注入後はたらこ唇のように目立つ腫れが1週間程度続くとされていますが、徐々に腫れは引いていくとされています。詳しい内容に関しては担当医師にご確認ください。