目尻やおでこ（眉間）、額、目元など、顔のシワが気になるなら！シワ改善有効成分が配合された美容液、クリームなどでスキンケアをする手もあります。ただし、自己流のお手入れには限界があるので、肌・皮膚の専門家に相談することをおすすめします。
美容クリニックなら、数あるシワ取り治療から、あなたのお肌の状態にふさわしい方法、種類を提案してくれるでしょう。
おでこ（眉間）・目尻・頬・眉間など、顔にできてしまったシワには種類と原因があります。見分けがつきにくい場合には、美容クリニックなどの肌の専門家に相談をしましょう。
肌が乾燥することで表面にできる細かいシワ、通称「ちりめんじわ」です。まだ浅いシワなので、しっかり保湿すれば目立たなくなります。
■主な部位：目元・目の下・口元
「表情ジワ」とは、怒ったり笑ったりする際に使われる表情筋の収縮によって、眉間、額、目尻などに現れるシワが、そのまま残ってしまう状態を指します。年齢を重ねると、元に戻りにくくなります。筋肉の動きを抑制することで、表情シワを目立たなくさせます。
■主な部位：目元、目尻、おでこ、額、眉間、口元
シワの深さが真皮まで及び、くぼんでいるシワです。加齢や紫外線のダメージによって、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少し、引き起こされます。
■主な部位：目の下のくぼみ、おでこ、額、目尻、額、眉間
ほうれい線は「シワ」というより「頬のたるみ」です。コラーゲンやエラスチンなどの肌のハリ成分が減少することで、肌がたれ下がってしまいます。ほうれい線が気になる方は、たるみ対策をおすすめします。
＞顔のたるみ（頬・あごなど）の施術について
シワの状態によって、効果的な治療が異なってきます。美容クリニックで皮膚の専門家に相談することをおすすめします。
ヒアルロン酸注射は、人間の体内にもともとある「ヒアルロン酸」を注入し、皮膚にふくらみを持たせ、シワの溝を押し上げることで、シワを改善する施術です。ボリュームをだしたい方におすすめです。注入したヒアルロン酸は、半年から1年かけて徐々に吸収されていきます。
ヒアルロン酸はもともと人の体内に存在する成分で、粘性が高く、ネバネバした性状をしており、年齢と共に減少していきます。
また、主成分はムコ多糖の一種（ムコアセチルグルコサミンとグルクロン酸が結合しあった糖）で、アレルギーを引き起こす要因であるタンパク質ではないため、パッチテストの必要がなく、人体に悪影響を及ぼす可能性は低いとされています。
皮膚・筋肉・軟骨を構成する主成分になっており、細胞同士を繋ぎあわせる働きをするため、人にとって必要な成分といえます。
ヒアルロン酸注射後、注入部位が凸凹になることがありますが、原因の一つとして、注入部位に合っていない粒子のヒアルロン酸を注入してしまうことが挙げられます。詳しい内容は、担当医師までご相談ください。
Q：手術後、メイクをしても大丈夫でしょうか？
A：施術当日からメイクや洗顔をしても問題はないとされていますが、念のため担当医師にご相談ください。
Q：ヒアルロン酸注射はどの部分のシワでも大丈夫ですか？
A：口元のほうれい線や額のシワ、目元のくぼみなどにも注射できるとされていますが、クリニックごとに異なる場合もあるので、事前にご確認ください。
ボツリヌストキシン注射は、筋肉の緊張をほぐして弱めることにより、「眉間のシワ」「目尻のシワ」などの表情ジワを浅くし、目立ちにくくする治療法です。表情筋に沿ったシワが気になる方におすすめです。
ボツリヌストキシン注射で使用されるボツリヌストキシンは、ボツリヌス菌を加工し、A型ボツリヌスを精製した製剤のことです。
ボツリヌストキシンの働きとして、筋肉が収縮する際に神経の末端から放出されている「アセチルコリン」という神経伝達物質の作用を弱める働きがあり、シワ治療ではこの働きを利用した治療を行います。
ボツリヌストキシン注射は、筋肉の動きを弱め、シワを目立ちにくくするもので、眉間のシワや目尻の放射状のシワなど、表情筋の収縮運動によってできたシワに向いています。
一方ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を注入しシワ自体を盛り上げ、見えにくくするもので、シワの溝への注射により、肌のハリを与えるものです。
シワの種類により、治療法が異なりますので詳しくは担当の医師にご相談ください。
Q：注射は痛いですか？
A：採血などに比べると注射の痛みは少なく、よほど痛みに弱い方でなければ我慢できる程度の痛みといわれています。ご心配な方は、担当医師までご相談ください。
Q：妊娠中にボツリヌストキシン注射（シワ治療）はできますか？
A：妊娠中や妊娠を予定している方には施術を行わないとされています。 詳しい説明などはクリニックまでお問い合わせください。 また、妊娠していると知らずにボツリヌストキシン治療を行ってしまった場合、担当医にきちんと相談することをおすすめします。
脂肪注入は、おなかや太ももなどから余分な脂肪を吸引したものを額、眉間、おでこ、頬などの気になる部分に注入しふくらませることによりシワを目立ちにくくさせる治療法です。自分の脂肪を使用するため、アレルギーなどの副作用の心配が少ないとされています。脂肪吸引の約1週間後に抜糸が必要です。
注入した脂肪は、顔の脂肪としてすべてが定着するわけではありません。定着率も個人差があり、脂肪注入の量に比例して定着するわけではないため、定着の予測がつきにくい治療です。詳しい施術内容に関しては、担当医師までご確認ください。
Q：脂肪注入後、肌がつっぱるなど違和感はでませんか？
A：施術直後は違和感を覚える場合もありますが、徐々に気にならなくなるといわれています。詳しい内容は、担当医師までご確認ください。
Q：脂肪注入後、腫れなどはありますか？
A：個人差がありますが、施術から1週間程度は腫れることが多いようです。詳しい施術後の腫れやケア方法については、担当医師までご確認ください。
専用の細い針を使い、小さなコグ（棘）がついた医療用の糸を皮膚の下に埋め込み、リフトアップをすることで、シワやたるみなどを治療する方法です。
メスを使用しないため、切開よりも術後の腫れが少ないとされており、施術時間が20～30分程度と短いのも特徴。さらに、糸によってコラーゲン、エラスチンといった土台が刺激されるため、肌のハリ・ツヤにも効果を期待できます。時間の経過と共に体内に吸収される糸が、主流となっています。
顔のシワが気になるなら「シワ改善美容液」などでスキンケアをする方法もありますが、施術時間15分ほどでシワ取りができる美容医療も身近になってきました。ヒアルロン注射や、ボツリヌストキシン注射、自家組織の注入など治療方法はさまざまです。あなたに合う「シワ取り」を見つけるためにも、専門医に相談することをおすすめします。
※施術によって生じるダウンタイム（腫れる期間）や効果には個人差があります。
※手術法、術名などはクリニックによって異なります。
※詳しくはご希望のクリニックまでお問合せください。