
医療脱毛(レーザー脱毛)に関してのよくある質問
医療脱毛(レーザー脱毛)について
- Q
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医療脱毛(レーザー脱毛)と美容脱毛(エステの光脱毛)の違いを教えてください。
- A
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医療脱毛は医療用の出力の高いマシンで、発毛組織を破壊するため、施術をした毛は生えてこなくなる脱毛に対し、美容(エステ)脱毛は、低出力のマシンで発毛組織にダメージを与え、毛を生えにくくする抑毛や制毛になります。
医療脱毛と美容(エステ)脱毛の違いについて
- Q
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医療脱毛(レーザー脱毛)のマシン(機械)の種類を教えてください。
- A
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医療脱毛器に搭載されているレーザー、照射方法によっていくつかに分類されます。
医療脱毛の機械の種類について
- Q
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医療脱毛(レーザー脱毛)は「永久脱毛」ですか?「10年後に生えてくる」とききましたが…。
- A
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「永久脱毛をすると、一生毛が1本も生えてこない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。実は、日本では「永久脱毛」の明確な定義がありません。
そのため、各クリニックでは、アメリカの永久脱毛の定義をベースに「何回かの脱毛をして一定期間後に、生えてくる毛が20%~33%以下になること」を永久脱毛としているようです。アメリカの代表的な団体による永久脱毛の定義は以下となります。
FDA※1 3回の脱毛施術によって6ヶ月後、2/3レーザー照射や、絶縁針脱毛で毛母細胞(発毛組織)を破壊する医療脱毛なら(67%)以上減毛していること AEA※2 最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める。 - ※1 FDA(アメリカ食品医薬品局):米国の政府機関で「保健・福祉省」に属します。
- ※2 AEA(米国電気脱毛協会):1958年に設立されたアメリカ最大の電気脱毛士団体のことです。
永久脱毛を「永遠に1本も毛が生えてこない」ではなくて「生えてくる毛が20%~33%以下になる」ような定義で用いているなら「10年後に生えてくる」は可能性はありますので認識しておきましょう。
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)は、何回でツルツルになりますか?どのくらいの期間で終わりますか?
- A
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部位や個人差はありますが、医療脱毛(レーザー脱毛)が完了する目安は以下になります。あなたの毛質、肌や、脱毛に使うマシンによって必要な回数は違ってきます。詳しくはクリニックの担当医師や看護師に相談をしましょう。
脱毛部位 毛周期 5回完了までの期間 自己処理が楽になるまで ツルツル肌になるまで 顔 1〜2ヶ月 10ヶ月〜1年 8〜10回 11回以上 ワキ 3〜4ヶ月 約1年半 5〜7回 8回以上 Vライン 1ヶ月半〜2ヶ月 10ヶ月〜1年 5〜7回 8回以上 I・Oライン 1ヶ月半〜2ヶ月 10ヶ月〜1年 5〜9回 10回以上 腕 2〜3ヶ月 10ヶ月〜1年半 5〜7回 8回以上 脚 1ヶ月半〜2ヶ月 10ヶ月〜1年 5〜7回 8回以上
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)は、白髪も脱毛できますか?
- A
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白髪はレーザー脱毛では処理できませんが、医療用に特殊加工された「絶縁針」を使用する医療針脱毛(ニードル脱毛)なら対応可能です。
レーザー脱毛は、毛に含まれるメラニン色素にレーザーを照射して熱を発生させ、毛母細胞(発毛組織)にダメージを与えることで、毛が生えてこないようにします。白髪にはメラニン色素が含まれていないため、レーザーを照射しても熱を発生させることができず、毛母細胞(発毛組織)にダメージを与えることができません。そのため、レーザー脱毛では白髪を脱毛することができません。
メラニン色素の有無に関係なく脱毛できる医療針脱毛(ニードル脱毛)であれば、白髪の脱毛が可能なので検討してみるのがよいでしょう。
ニードル脱毛(電気針脱毛)について
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)は、産毛も脱毛できますか?
- A
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レーザー脱毛で、産毛の脱毛効果は期待できます。
ただし、医療脱毛で使用されるレーザーは毛のメラニン色素に反応するため、色素が薄い産毛では効果を実感しにくいことがあります。
そのため、産毛までしっかり脱毛したい場合は、産毛にも対応している脱毛機を導入しているクリニックを選ぶことをおすすめです。また、メラニン色素の有無に関係なく脱毛できる医療針脱毛(ニードル脱毛)であれば、産毛の脱毛にも対応可能です。
レーザー脱毛の種類について ニードル脱毛(電気針脱毛)について
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)で、がんになるリスクはありますか?
- A
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レーザー治療単体では、発がん性が誘発される可能性は非常に低いとされています。 これは、レーザー光の波長が紫外線とは異なり、タンパク質に直接影響を与えないためです。そのため、発がん性のリスクは極めて低いと考えられます。
ただし、レーザー脱毛によって火傷が生じた場合、発がん性が誘発される可能性がゼロではありません。このリスクを抑えるためには、治療後に紫外線などの外部刺激を避けるとともに、適切な保湿ケアを行うことが重要です。
医療脱毛(レーザー脱毛)の予約について
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)を予約した日に生理がきました。生理中も脱毛できますか?
- A
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生理中でも、医療脱毛の施術を受けることができるクリニックがほとんどです。ただし、VIO、お尻(ヒップ)の脱毛はNGの場合がほとんどです。
当日に医療脱毛の予約をキャンセルする場合、1回分消化になる・キャンセル料がかかる・無料でキャンセルできるなど、クリニックによって対応が異なります。もしものリスクを軽減するために、事前にキャンセルの条件を確認しておきましょう。
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)の契約をしたクリニックが倒産した場合、脱毛を続けることができますか?
- A
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一般的に、医療脱毛を契約したクリニックが倒産した場合、脱毛の施術を受け続けることはできません。「せめて払い戻しを」と思いますが、それも厳しいのが現実です。
事業者が倒産し、裁判所により破産手続きが確定すると、破産管財人(通常は弁護士)が選任されます。消費者は破産管財人に「債権届」を提出し、清算手続きの中で配当(≒払い戻し)を待つことになります。
破産管財人は事業者の所有する財産を集め、現金化した上で債権者に配当します。しかし、税金や従業員の給与といった支払いが優先されるため、一般債権者である消費者への配当は期待できない場合がほとんどです。
金銭的なリスクを避けたいのであれば、あまりに高額なコース契約は避けたほうがよいかも知れません。
レーザー照射について
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)の痛みはどれくらいですか?耐えられない痛みではないですか?
- A
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レーザー脱毛の痛みは「輪ゴムでパチンとされたような痛み」あるいは「熱い油が飛んできたような痛み」と言われています。
個人差はありますが、耐えられる方が多いようです。痛みに弱い方は、麻酔の使用ができるかも事前クリニックに確認するのが良いでしょう。
- Q
医療脱毛(レーザー脱毛)では、笑気麻酔、麻酔クリームのどっちがおすすめですか?
- A
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痛みの感じ方には個人差があります。麻酔なしでレーザー脱毛を受ける方も多いようです。ただし、VIO、髭など、毛が太く毛根が深い位置にある部位の施術は痛みを強く感じます。その場合は、麻酔を用いることで痛みを軽減させることができます。
一般的には笑気麻酔、麻酔クリーム2種類があります。それぞれの特徴、おすすめできる方法は以下になります。
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笑気麻酔
笑気麻酔は、亜酸化窒素というガスを鼻から吸う全身麻酔です。
吸引すると30秒ほどで「ほろ酔い」のようなふわっとした状態になり、吸引をやめると、数分で麻酔から覚醒(麻酔が切れる)します。 -
麻酔クリーム
痛みを抑えたい部位に直接塗るタイプの麻酔です。麻酔がきくまで30分以上必要とされます。この麻酔クリームは、部分的な痛みを抑えたい方におすすめします
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- Q
ほくろ、シミなど色素が沈着している部分は、医療脱毛(レーザー脱毛)できますか?
- A
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ほくろ、シミなど色素沈着している部分は、レーザー脱毛できません。
というのも、医療脱毛で使用するレーザーは黒いメラニン色素に反応し、毛母細胞(発毛組織)にダメージを与え、毛が生えてこないようにします。ほくろ、シミなど色素沈着している部分はメラニン色素が集まっています。
レーザーを照射すると毛根だけでなく、ほくろ、シミなどにも反応してしまい、肌トラブルの原因になりかねません。そのため、色素が沈着している部分には、レーザー脱毛を施術しないクリニックがほとんどでしょう。肌の色を問わずに施術ができる「医療針脱毛」であれば、ほくろ、シミなど色素沈着している部分であっても対応が可能でしょう。
ニードル脱毛(電気針脱毛)について
- Q
妊娠中に医療脱毛(レーザー脱毛)できますか?ダメな場合は理由を教えてください。
- A
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妊娠中は医療脱毛(レーザー脱毛)の施術をお断りしているクリニックが多いようです。
理由は主に以下の3点です。-
レーザー脱毛中の姿勢維持が難しいため
施術中は、同じ姿勢を長時間キープし続ける必要があります。また、施術する部位によってはうつ伏せになったり、横向きになったりと、お腹が大きくなっている方には厳しい姿勢になっていただく必要があります。
妊娠中に無理な姿勢を長時間とると、身体に負担がかかる可能性があり、万が一のトラブルを避けるため、施術をお断りしているクリニックが多いようです。
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ホルモンバランスの変化によって、毛周期が乱れる
妊娠中には、体内のホルモンバランスが大きく変動します。毛周期が乱れたり、一時的に体毛が太く、濃くなったりすることがあり、これが原因で脱毛効果が低下することがあります。
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レーザー照射が肌トラブルの原因になる可能性があるため
妊娠中は皮膚が敏感になり、肌トラブルが起きやすくなります。
レーザーを照射した時の刺激、施術前の自己処理が、敏感になった皮膚に通常より大きなダメージを与えてしまう可能性が高くなります。
かゆみや赤み・湿疹等の皮膚トラブルにつながる可能性が否定できないため、脱毛は控えたほうがよいでしょう。
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- Q
顔脱毛は、メイクしたままできますか?また、施術当日にメイクできますか?いつからできますか?
- A
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レーザー照射時は、顔に何もつけていないすっぴんで
顔脱毛は、メイクを落としたすっぴんの状態で行います。
顔にメイクが残ったままレーザーを照射すると、レーザーが毛根まで届かず、脱毛効果が低下する恐れがあるためです。 -
脱毛の効率を上げるために、当日は落としやすいメイクを
濃い目のメイクだと、メイクを落とすときに負担がかかり、またお顔にメイクが残ってしまう可能性があります。レーザーをきちんと毛根に届かせるために、当日は落としやすいメイク、またはノーメイク(すっぴん)でクリニックに向かいましょう。
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顔脱毛直後は、ノーメイク・すっぴんがおすすめ
肌の状態によっては施術直後からメイクをすることができますが、レーザー脱毛直後の肌は非常にデリケートな状態になっています。ふだん使っている化粧品であっても、敏感に反応する場合もあるでしょう。できればノーメイクのまま、すっぴんで、肌が落ち着くのを待った方がよいでしょう。
もし、ノーメイク・すっぴんに抵抗があるようなら、マスクや眼鏡、帽子等で顔を隠すことをおすすめします。
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- Q
他の美容医療と医療脱毛(レーザー脱毛)の間隔はどのくらいあればよいですか?
- A
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他の美容医療を受けた後の肌の状態にもよるため、以下の表を参考にしてください。また、肌の状態には個人差があるため、医療脱毛を受ける前に、クリニックに相談をしておくと安心です。
医療脱毛前の施術 望ましい間隔 ほくろ除去 赤みが残っている場合はNG(約2週間から2ヶ月程度) ポテンツァ 約2週間~4週間 ハイフ(HIFU) 約2週間~1ヶ月 ボツリヌストキシン 部位違いは当日可/同部位は2週間 ピコトーニング 部位違いは当日可/同部位は1ヶ月 フォトフェイシャル 約2週間~4週間 シミ 取り 約4週間~1ヶ月間 ダーマペン 約4週間~1ヶ月間 ピコスポット 約1ヶ月間 ヒアルロン酸注入 約2週間 マッサージピール 約2週間~約4週間 アートメイク 色素を入れた部分は脱毛できません。レーザー脱毛後にアートメイクをすることをおすすめします。
- Q
ピアスしたまま医療脱毛(レーザー脱毛)できますか?ファーストピアスで外せないのですが…
- A
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ピアス穴が開いていても、レーザー脱毛は可能です。
脱毛を希望する部位(へそ周辺、口元、鼻、うなじ)にピアス穴がある場合、その部位および、その周辺へのレーザー照射は行えません。これは、レーザーによって火傷や炎症を引き起こすリスクがあるためです。また、ピアスを開けた直後であれば、傷口が化膿する可能性もあるため注意が必要です。
さらに、照射部位にピアス穴がない場合でも、大ぶりな耳ピアスやへそピアスなどは事前に取り外していただきます。これは、タオルや機械がピアスに引っかかり、患者さんがケガをする恐れがあるためです。