【あご輪郭・顎形成 1】フェイスライン・あごの基礎知識

太っている、顔が大きい、という印象は、実はフェイスラインのせいかも…？

目は最も第一印象を左右するパーツですが、その次に口元やフェイスライン（顔の輪郭）が見られやすいと言われています。
フェイスラインは、整っている分にはあまり気になりませんが、二重あご、あごが小さすぎる、長すぎる、などの個性が強いと目立ちやすいといわれます。例えば、フェイスラインがふっくらしていると全身が太っているように見えたり、逆に顔の輪郭がシャープだと、実際の体重より痩せて見られます。また、ほかのパーツがキレイでも、あごのバランスが悪いために印象で損をしている方もいます。
自分はどんなあごなのか、正面からだけでなく、写真や合わせ鏡などで横顔もチェックしてみるといいでしょう。

Eラインは「エステティックライン」といわれるもので、横顔の美しさを判断する基準の一つです。
鼻の先端からあごの先端を結んだラインの中に唇が収まっていると、美しく見えるとされています。
つまり、横顔を美しく整えるためには、あごだけでなく、鼻や唇とのバランスを考えることが大切です。
このEラインから唇が飛び出している場合は、あごを少し前に出すことで口元が目立たなくなり改善する可能性があります。

アデノイド顔貌

アデノイド顔貌（がんぼう）とは、下あごの後退が目立つ顔つきのことです。日本人に多くみられます。
幼少時に、鼻腔と喉の間にある咽頭扁桃（アデノイド）の肥大が原因で、慢性的に口呼吸で過ごした結果、口周辺や舌の筋肉が衰えてゆるくなり、上あごにくらべて下あごが発達せずに後退したようにみえるものです。出っ歯に見えることもあります。
耳鼻科で根本的な原因を解決した後、整形外科や矯正歯科で外科治療を行なうことが多いようです。

また顔の黄金比という考え方によると、おでこ：鼻：あごの比率が、1：1：1であると、バランスがよいといわれます。
このバランスが崩れると、「あごが大きい」「あごが小さい」などの印象になります。ほかのパーツとのバランスをとりつつ、最終的に黄金比になるようにデザインを決めるとよいでしょう。