美容整形(美容外科・皮膚科)の情報を紹介するポータルサイト

【ほくろ除去・いぼ治療1】ほくろ 除去・いぼ治療の方法を比較!おすすめは?

ほくろ(色素細胞母斑)とは、メラノサイトが変質した母斑細胞が増殖してできるできものです。場所によっては、チャームポイントとなりますが、気になる方もいるでしょう。

ほくろやいぼが気になるなら、美容皮膚科、美容外科での施術をおすすめします。

主なほくろ除去・いぼ治療の方法は6種類!おすすめのほくろは?

あなたのほくろの大きさ、形状によってほくろ除去、いぼ治療の方法はある程度決まってきます。ほくろの深さなどは、素人にはわかりづらいので、お医者さんに相談することをおすすめします。

ほくろ除去の方法ほくろの大きさ特徴
1.炭酸ガスレーザー直径5mm以下の表面の平らなほくろレーザー照射。治療後の出血がほぼない。
2.エルビウムヤグレーザー直径5mm以下のほくろレーザー照射。傷の治りが早め。
3.電気分解法(電気メス)直径5mm以下の盛り上がったほくろ電気エネルギーで切り抜く。
4.ラジオ波メス直径3~4mm以下のほくろ高周波(細かい波)で微細に切り抜く。
5.切開法直径6mm以上の大きなほくろメスで切って縫う。
6.くり抜き法直径6mm以下で皮膚の深くまで、メラニン色素が根を張っているほくろ医療機器でくり抜く。

1.炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

施術時間
約5~30分
照射数や範囲によりかなり差があります
ダウンタイム
10日ほど
ほくろ・いぼが取り除かれた部分はややくぼみますが、次第に盛り上がってきます。
費用目安
【1個当たり】1mm:¥5,000前後
※取り放題コースがあるクリニックも

ほくろ除去・いぼ治療の方法

ほくろ・いぼに含まれる水分に反応する炭酸ガスレーザーを照射すると、熱エネルギーに転換され蒸散作用で、ほくろ・いぼを取り除きます。周りの血管が熱によってすぐに固るので、出血はほぼありません。

炭酸ガスレーザーがおすすめのほくろ・いぼは?

直径5mm以下の表面の平らなほくろ

炭酸ガスレーザーでほくろ除去・いぼ治療するメリット・デメリット

炭酸ガスレーザーのメリット

  • ・施術時間が短い。
  • ・出血はほぼありません。
  • ・メスによる切開に比べ傷跡が残りにくい。

炭酸ガスレーザーのデメリット

  • ・根深いほくろ・いぼを除去した場合、肌がクレーターのように凹んでしまう可能性がある。
  • ・根深いほくろは1回の施術ではとりきれず、数回通うこともある。



2.エルビウムヤグレーザー(エルビウムYAGレーザー)

施術時間
5分程度
ダウンタイム
1週間~4週間
軟膏とテープの貼り付け
費用目安
1mm:¥5,000程度

ほくろ除去・いぼ治療の方法

上記の炭酸ガスレーザーと同様の仕組みです。
エルビウムヤグレーザーは、CO2レーザーと比較して周辺組織への熱ダメージが少ないとされており、痛みが少なく傷跡が早く治り綺麗に仕上がる一方で、組織を焼け焦がさないため止血作用が少ない傾向があります。治療当日には、にじむ程度の出血があることも。

エルビウムヤグレーザーにおすすめのほくろは?

直径5mm以下のほくろ

エルビウムヤグレーザーでほくろ除去・いぼ治療するメリット・デメリット

エルビウムヤグレーザーのメリット

  • ・メラニンだけを選択的に蒸散させるため、周囲へのダメージ少ない。
  • ・痛みが少なく、小さいホクロなら麻酔なしでも治療できる。
  • ・治療後の赤みや色素沈着のリスクを軽減。

エルビウムヤグレーザーのデメリット

  • ・1回の施術では取り切れず、再発の可能性があります。
  • ・赤みの持続・色素沈着・傷跡・感染の可能性があります。

>【参考】シミ取りで使われるメラニン色素に反応するレーザーも、ほくろ除去に使われています。

3.電気分解法(電気メス)

施術時間
10分~30分程度
照射数や範囲によりかなり差があります
ダウンタイム
10日程度
テープを貼ることが必要
費用目安
1mm~5mm:¥5,000~¥11,000前後

ほくろ除去・いぼ治療の方法

電気メス本体から発生する熱を利用して、ほくろの細胞を焼灼します。施術後、除去した部位に赤みやくぼみができる場合がありますが、皮膚が徐々に再生することで、元の状態に戻ります。傷跡も次第に薄くなります。

電気分解法におすすめのほくろ・いぼは?

直径5mm以下の盛り上がったほくろ

電気分解法でほくろ除去・いぼ治療するメリット・デメリット

電気分解法のメリット

  • ・ほぼ1回の施術で除去可能で、通院の必要がない。
  • ・施術時間が短い
  • ・ほとんど出血がない。

電気分解法のデメリット

  • ・大きなほくろを除去する場合、傷がふさがりきらず、少し凹む可能性がある。
  • ・底部に「焦げ」が残ってしまう場合がある。
  • ・傷跡に色素沈着が起きてしまうと切開法より目立ちやすい。



4.ラジオ波メス(RFナイフ)

クリニックによっては「高周波ラジオ波メス」マシンの名前で「サージトロン」とよんでいます。

施術時間
約5~10分
大きさや数によって異なります
ダウンタイム
10日程度
抗菌薬の塗り薬とテープを貼り傷を保護
費用目安
2mm以内:¥11,000

ほくろ除去・いぼ治療の方法

周波数の高いラジオ波(RF)のエネルギーで、ほくろを削って治療します。周辺へのダメージが少なく、術後の傷も早くきれいに治ります。ほくろを除去と同時に、凝固機能によって止血がおこなわれるため、出血はほぼありません。

高周波ラジオ波メスがおすすめのほくろ・いぼは?

直径3~4mm以下のほくろ

高周波ラジオ波メスでほくろ除去・いぼ治療するメリット・デメリット

高周波ラジオ波メスのメリット

  • ・周辺組織へのダメージが少ない。
  • ・ほとんど傷跡が残らない。
  • ・施術時にほとんど出血しません。

高周波ラジオ波メスのデメリット

  • ・施術中は、発赤や痛み、熱感が生じる場合があります。
  • ・施術部位の傷痕が残ります。



5.切開法

クリニックによっては「切縫法」「切除縫合法」などよばれています。

施術時間
10分から30分程度
手術、抜糸で2回通院が必要
※医療テープを貼って傷跡を保護
※ハサミで切開する場合は抜糸の必要はありません。
ダウンタイム
5日~1週間(腫れ1週間)
費用目安
1mmあたり:¥19,800

ほくろ除去・いぼ治療の方法

ほくろの周りを紡錘状に切開し、ほくろを取り除きます。ほくろの根も含め、しっかりと除去するため、ほくろの再発リスクが低いです。
※顔など目立つ部分は、傷跡が目立ちにくい「皮弁法(ひべんほう)」という高度な技術をともなう切開方法で手術を行う場合も。

切開法がおすすめのほくろ・いぼは?

直径6mm以上の大きなほくろ

切開法でほくろ除去・いぼ治療するメリット・デメリット

切開法のメリット

  • ・ほくろ周辺の組織を含め、深く根本から切除することで、今後ほくろへ変化するかもしれない部分も対処。
  • ・再発リスクが低い。
  • ・大きなほくろやいぼを取ることができる。

切開法のデメリット

  • ・抜糸が必要。
  • ・除去するほくろの直系の約3~4倍程度の傷跡が残ってしまう。
    ※時間経過とともに、目立たなくなっていきます。



6.くり抜き法

施術時間
10分程度
※縫合した場合は抜糸のため通院が必要
ダウンタイム
5日~1週間(腫れ1週間)
※傷の大きさによってダウンタイム期間は異なります
費用目安
1mmあたり:¥11,000

ほくろ除去・いぼ治療の方法

くりぬき法は、施術名が示すように、メスやパンチ(医療用機器)を用いてほくろを「くり抜き」ます。
1cm未満のほくろをくり抜く場合には縫合の必要がなく、身体への負担が軽くなりやすいです。1cm以上のほくろや、ほくろの根が深い場合には、傷跡を小さく縫合することで、クレーターのような痕が残るリスクを軽減します。

くり抜き法がおすすめのほくろ・いぼは?

直径6mm以下で皮膚の深くまで、メラニン色素が根を張っているほくろ

くり抜き法でほくろ除去・いぼ治療するメリット・デメリット

くり抜き法のメリット

  • ・再発の可能性が低い。
  • ・小さなほくろやいぼの場合、ほとんど傷跡にならない。
  • ・多くの場合、術後の縫合の必要がないため、体への負担が少ない。

くり抜き法のデメリット

  • ・傷跡が盛り上がってしまったり、逆にへこんでしまったりする可能性がある。



【まとめ】ほくろ除去・いぼ治療の治療の種類!あなたにおすすめは?

ほくろ除去・いぼ治療の方法には

  • ・炭酸ガスレーザー、エルビウムヤグレーザーなど、レーザーを照射して蒸散作用で除去する。
  • ・電気メス、ラジオ波メスで切り抜く。
  • ・メスや医療機器で切って、くり抜く。

など、症状に合わせて様々な施術法があります。

ほくろ・いぼの大きさだけでなく、深さ、形状も影響してきます。ひとりで悩まず、専門医に相談することをおすすめします。

その他の治療法(ほくろ除去・いぼ治療の方法を比較)