
【鼻・鼻先 2】小鼻縮小(鼻翼縮小)切らない・内側法・外側法を比較
鼻翼縮小(小鼻縮小)とは鼻の穴を小さくする施術です。
鼻翼縮小(びよくしゅくしょう)は小鼻縮小(こばなしゅくしょう)ともよばれます。
小鼻が大きい、笑うと広がってしまう、鼻の穴が強調されて見えてしまうなど、大きく広がる(広がってしまう)小鼻を縮小させる施術です。
施術の目安
- 施術時間
- トータル2~5時間 手術30~60分
- ダウンタイム
- 1~2週間
シャワー :当日から(短時間で、顔を濡らさないように)
洗顔・洗髪: 3~7日後
入浴 : 腫れがひいたら
メイク : 1週間後
- 料金
- 15~40万円
鼻翼縮小には、「切開を伴わない術式」、小鼻を「横方向」に縮小させる術式、小鼻を「縦方向」に縮小させる術式の大きく3種類の術式に分けることができます。 一人ひとりの鼻の形やバランスに合わせ、術式の選択も異なりますので、詳しくは担当医師とご相談ください。
■メスを使わない術式(切らない術式)
メスを使わない術式(切らない術式)は、溶ける糸や非吸収性の糸を用いて、左右の小鼻を針で通して引き寄せるようにして縛り、結び目を埋め込む術式です。
おもに鼻の外側の肉が薄く、鼻孔が広い人におすすめとされています。
切開する治療と比較し、ダウンタイムや腫れは少ないといわれていますが、糸で引き寄せているだけになるので、3~6ヵ月ほどで元に戻ってしまうとされています。
この術式では、小鼻の横幅が狭まるのと同時に、多少鼻が高くなる成果もあるとされていますが、引き寄せる際に余った皮膚や皮下組織も引き寄せられるため、人によってはいびつな小鼻になってしまう可能性もあります。詳しい施術内容は担当医師にご確認ください。
小鼻を「横方向」に縮小させる術式は、大きく「内側法」と「外側法」に分けられます。
■小鼻を「横方向」に縮小させる術式「内側法」
「内側法」とは、鼻の中の余分な皮膚と組織を切り取り縫合するため、小鼻の外側まで切らない術式です。 鼻の穴を小さくし、「小鼻が外側に広がってはいないが、鼻の穴が大きい方」に向いている施術といわれています。 また、小鼻が外側に広がっている人でも多少内側に入るとされています。切開部位は鼻の穴の中から小鼻の付け根の辺りまでになるため、外側まで傷痕は残らないといわれています。傷痕が鼻の穴の中にかくれ、外側から見えにくいというメリットがあります。
■小鼻を「横方向」に縮小させる術式「外側法」
「外側法」とは、小鼻の外側の余分な皮膚と組織を切り取り縫合し、小鼻の外側の溝に沿って切開する術式です。小鼻が大きく外側に広がっている方に向いているといわれています。 傷痕は小鼻の外側の溝と合わせるため、見えにくいとされていますが、外側の溝は上に行くほど浅くなるため、多くの皮膚や組織を切り取ると、傷痕が外側の溝の上の方に伸びてしまうために目立つ可能性も。
「内側法」と「外側法」を併用する術式や、鼻の穴が大きく、小鼻が広がっている方に向いている術式もあるとされています。両術式ともに、術後1週間ほどで抜糸を行なうとされています。
小鼻を「縦方向」に縮小させる術式は、大きく「小鼻挙上(鼻翼挙上)術」と「鼻孔縁挙上術」に分けられます。
■小鼻を「縦方向」に縮小させる術式「小鼻挙上(鼻翼挙上)術」
「小鼻挙上(鼻翼挙上)術」は、余分な皮膚や組織を切り取り、鼻翼を上に持ち上げる術式です。鼻翼の付け根の位置が、鼻柱に比べ下に向かっている方に向いているといわれています。
■小鼻を「縦方向」に縮小させる術式「鼻孔縁挙上術」
小鼻の縁に沿って鼻の穴のサイドにある余分な皮膚と組織を切り取る術式です。厚くてくびれが目立つ小鼻などに向いているといわれています。
- ・小鼻が広がっている方
- ・鼻の穴を小さくしたい方
- ・鼻の穴が目立つ方
- ・鼻が横に広がって見えてしまう方
- ・鼻の穴が大きい方
- ・顔をシャープな印象に見せたい方
Q. 術後に気を付けることはありますか?
A. 術後1週間ほどは鼻をさわらないようにしましょう。
鼻に強い外力(外からかかる力)を加わらないよう注意することが必要といわれています。術後1週間ほどは施術部位が不安定な状態であるため、うつ伏せで寝ることは避けた方がよいとされています。それ以外にも、小さい子に鼻をたたかれることなどは避けた方がよいといわれています。詳しくは担当医師にご確認ください。
Q. 術後に鼻をかむ場合はどうしたらよいでしょうか?
A. 術後1週間ほどは鼻をかまないようにしましょう。
術後1週間ほどは縫合部位に負担がかかるため、強く鼻をかまない方がよいとされています。鼻水が出てきたときは、鼻水を軽く拭き取る程度がよいとされています。詳しくは担当医師にご確認ください。